ライショウロガハム

ライショウロガハム・・・

ライショウロガハムはディサランが発足する前、まだ東南アジアで油を売っていたころだ。油を売っていたというのは物理的な話ではなく表現の話だ。

いくらディサランが多くの事を記してきた民族とはいえディサランとして発足していな時のことは多く残っていない。

ではなぜ当時のフカボ(料理)であるライショウロガハムが今ここで紹介できるのかというとモンショルの手記によく登場するからだ。ディサランのリーダーとしてカーメル(理想郷)を探していた彼でさえ故郷を懐かしんでいたのだ。

その中で一度だけライショウロガハムのレシピが書かれたことがある。旅の中で故郷に近づいたときにモンショル以外のディサもたまらなく恋しくなったのだ。

しかしここで故郷に帰ってきてしまってはなんの旅だったのかわからなくなってしまう。あの時飛び出した自分たちを裏切ってしまうことになるのではないか?久しぶりだからいっか!というちょっとした甘えが全ての運命を変えてしまうかもしれない。あらゆる選択肢の中で故郷に立ち寄るという道を辿っても間違えてはないがこれは本能が「ダメだ」と言っている。

そこでモンショルは故郷に帰らずとも故郷を感じられる様にロガハムが見れる一番いい場所でライショウロガハムをメイバイフルに作ってもらったのだ。

その時のレシピがこちらダ①②③

  1. コンギ(玉ねぎ)とクラコーラ(鷹の爪)をゲットし透明になったらタンシュ(鶏肉)を入れ火を通す。
  2. チャパドバ(水)を注ぎパディー(香辛料)をふんだんに入れる。
  3. カシミして完全にチャパドバ(水)を飛ばしたら一度外す。「これがゲディーネギー」
  4. サク(油)を張ったフライパンにライショウ(米)をいれゲット。
  5. そこにターフォン(トマト)とゲットしたマギリ(ナス)を添え先ほどできたゲディーネギーを乗せていく。
  6. これを何度も繰り返しロガハムのように盛ったら完成だ。

ロガハムは彼らの故郷にとって重要な山で生まれてから死ぬまでずっとロガハムと共に生きてきた。カーメルを探し出すと決めたあの時からロガハムと決別したはず・・・それでも思い出してしまうモザイクカケラのような故郷の姿。

決して忘れることのできない故郷の思い出。みんなにもロガハムのようなものはあるだろうか。

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